2025/04/16 10:54

4月も半ばになりました。桜前線は現在東北辺り。お花見が終わった方もこれからの方も、春を満喫して下さいね。そして春の訪れを感じさせてくれる食材といえば、やはり春野菜。中でも筍は人気者です。水煮なら年中手に入りますが、春ならではの美味しさを愉しめるのは今だけです。そこで今回は意外と簡単にできる〝筍のあく抜き〟を写真付きでお届けします。予算は今まさにこの時期なら、あく抜き後可 食量100gくらいの筍で、500〜1,000円程度です。小ぶりの採れたての筍を手に入れて、お家で“あく抜き”してみませんか?写真にも掲載してありますが、市販品のあく抜き用の米糠のセットも売られています。小さめの筍なら1〜2袋で大丈夫です。
⚠️筍についてのポイントです!筍は鮮度が命です。時間が経つほど、どんどん堅くなって風味が落ちてしまうため、いかに早くあく抜きをするかでおいしさが大きく変わります。スーパーなどで購入したその日か次の日までにあく抜きをされる事をお勧めします。つまりなんとなく筍を買わない事です。今日中にあく抜きして食べるぞ!という意気込みで購入して下さい。
⚠️筍の皮を剥くと意外に小さくなります。購入される時は目の前にある筍の半分ほどが中身だと思われると大体正解です。
ではあく抜きの方法をお届けします。

写真1〜2 よく洗ってから穂先を斜めに切り落とし、皮に縦に切り目を入れます。深さは1〜2cmくらい筍に到達しない程度で大丈夫です。
写真3 写真の様に、大き目の鍋に筍を入れ上から満遍なく米糠を振りかけます。最後に鷹の爪を丸ごと1個入れます。市販品のあく抜き用の米糠も売られていますので利用すると便利です。手に入らない時は、小さ目の筍なら米糠1/2〜1カップ程度と鷹の爪1個を準備して下さい。米糠はスーパーやお米屋さんで売られています。

写真4〜8 鍋に米糠と鷹の爪(市販品もあります。小さめの筍1個に付き1〜2パックくらい使用)を入れ、上からたっぷりの水を注ぎ、40分~1時間ほど茹でます。はじめ強火で様子を見て、沸いてきたら落し蓋をして火を弱めます。吹きこぼれない程度にぐつぐつ沸いている状態を保ちます。途中水が蒸発するので、追加しながら茹でて下さい。

写真9〜11 根元に竹串や爪楊枝を刺して、スッと通ればOK!火から下ろして煮汁に浸けたそのままの状態で自然に冷ましてください。
⚠️茹で終わりの水はもう少し多めで大丈夫です。写真は筍が見える様に少し抜いてあります。
写真12 〜13 すぐに調理しない時は煮汁ごと容器に入れて冷蔵庫で保存します。この状態で3日くらいは持ちます。

写真14〜15 すぐに調理する時は、手で触れられるほど冷めたら流水でよく洗い、縦に入れた切り込みから皮を剥けば下ごしらえ完了です。皮を剥いた状態で保存も可能ですが、余り日持ちしないので皮を剥いたら1〜2日で使用して下さい。
写真16〜18 筍によっては、根元に固そうな皮が残っていたり、赤黒い粒があったりするので包丁でむき取ります。縦半分に切ったら完成です。
この筍を使って、春ならではの春巻きを作ってみましょう〜!
つづく、、、