2025/01/27 10:55
早いもので2025年も1カ月が過ぎようとしています。 2025年の節分の日は、2月2日(日)です。節分は、立春の日の前日と決められています。それで年により日付が変わるので、節分の日も変わることがありますよ。ご存知ない方も多いと思いますが、2月3日に固定されている訳ではないのです。
節分の歴史は古く、平安時代や室町時代からおこなわれている行事といわれています。この頃から、季節の変わり目は病気や災害などの予期せぬ出来事に見舞われやすい、とされてきました。そこで「立春の前日」という季節の変わり目に、悪いものを追い払う儀式として節分が広まったのです。現代でも、節分は悪いものを追い払い、新年の幸運を願う行事として多くの方に親しまれています。「鬼は外、福は内」という言葉は、誰しも一度は聞いたことがありますよね。これは、病気や災害という予期せぬ出来事を鬼として払い、幸運を入れることを目的としています。
節分といえば豆まきですが、近年は恵方巻きを食べる習慣も一般化してきました。その起源は諸説ありますが、いずれも近代に入ってから始まったことで、関西方面から伝わったものといわれています。「恵方」とは陰陽道で、その年の福徳を司る年神様が鎮座されている方向を示し、その恵方に向かって事を行なえば、「何ごとも吉」とされました。その方向を向いて巻き寿司を食べることから、その寿司が「恵方巻き」「恵方寿司」と呼ばれるようになったのです。