もともと「モミジ」とは、染料をぎゅっと揉んで染色するという意味の「もみづ（揉出）」という言葉を語源とし、木々の葉が色づく様子を示す動詞だったそうで、「紅葉」と書いて「もみじ」と読むようになりました。カエデ属の紅葉（こうよう）が特に見事なので、カエデ属の植物を「モミジ」と呼ぶことが多いのです。そのほかにも、サクラ、ケヤキ、ハゼ、イチョウなど赤や黄色に色づく樹木はたくさんあります。そこで秋に紅葉・黄葉する植物全般をさして広く「モミジ」と表現します。そして主に落葉樹が落葉する一歩前の時期、色付いた紅葉を眺めて楽しむ行為が「紅葉狩り(もみじがり)」と呼ばれるものです。紅葉狩りはその文字の並びから「何かを狩る」「何かを獲る」と勘違いしている人も一部いらっしゃるようですが(笑)。

この秋、綺麗に紅葉した景色を観て何もしない非日常を楽しむのはいかがでしょうか？今回一押しでご提案したい紅葉狩りは、近所の公園や歩いて行ける範囲でのこと。遠出は無理でも、ふらりと出かけられるご近所なら気軽に楽しめます。ご自分で作られた簡単なお弁当やおにぎりを持って、のんびり秋を味わってみませんか？またせっかく出かけるのでと思われる方には、公共交通機関で行ける場所もおすすめ。目的地近くのカフェやパン屋さんで、ランチをテイクアウトするのは如何でしょう？何はともあれ待ち遠しい紅葉です。今回はお手軽行楽弁当を３つ掲載予定です。お楽しみに！