2024/09/30 11:49

ついに10月です。長い残暑に終わりを告げ、ようやく「食欲の秋」「運動の秋」を迎える事ができました。今月は先月の続編として、運動する事により食欲をコントロールする方法をお伝えしたいと思います。
それにしても、運動する事で食欲が抑えられるのはナゼだと思いますか?実は2つの理由が考えられます。①運動をしたあとは、空腹感と摂食量を減らすホルモンが分泌されます。②運動により気分や自尊心が高まったことで、食事に気をつけよう!という思いも高まると言われています。
①に関して、少し専門的な話になりますが、腸管由来のレプチンというホルモンが視床下部の満腹中枢に働きかければ食欲は低下します。また胃から分泌されるグレリンというホルモンが摂食中枢に働きかければ食欲が増すという仕組みが体には備わっています。簡単に言うと、レプチンは食欲を抑制するホルモンで、グレリンは食欲を増進させるホルモンです。実は運動後にはグレリンが減り、レプチンが急増するため食欲があまり湧かないという報告もあります。②に関して、ランナーズハイ状態、つまり勢いだけで食事に向き合おうとするのではなく、定期的且つ持続的に運動をする事で、食事や健康に対する価値観が変化する事も指摘されています。どちらにしても、運動する事で食欲が抑えられる事は事実のようです。