2024/06/28 13:52

子供の頃から「七夕」と織姫、彦星はセット。そして七夕の日はみなさんご存じの通り、短冊や七夕飾りを笹の葉につるすことで願いが叶うといわれています。もちろんわたしもそう信じて生きて来ました。しかもしっかりこの歳になるまで実践してきました。
実は棚機(たなばた)とはその昔日本で行われていた行事の一つです。水の神様に秋の豊作をお祈りするのが棚機の目的でした。そしてこの時に神様にお供えしていたのが、棚機女(たなばたつめ)と呼ばれる女性が織った着物でした。
この着物を織るために使う織り機が「棚機(たなばた)」という名称でした。やがて時代が流れるとともにこの行事はお盆を迎える準備として7月7日に行われるようになりました。七夕を「七夕」と当て字で読んでいるのもこの行事が由来の様です。
「七夕」には実は国を超えた色んな行事、物語、そしてなんと天文現象までが関係しているものすごく壮大なルーツが隠されていました。しかしわたし達の身近に寄り添う、誰もが知るある意味ささやかな年中行事でもあります。今回色んな事を知った上で更に思う事は、きっと来年も同じ様に、7月7日は夜空を見上げ織姫と彦星の幸せを祈りつつ、短冊に思いをしたためる自分がいるのだろうという事です。ルーツを知ってもなお七夕の浪漫は永遠かと。

今回もレシピを3つお届け致します。
お楽しみにお待ちください。