2024/05/30 14:12

6月!そろそろ梅雨の季節ですね。今年の梅雨は恵みの雨をもたらして穏やかに終わる事を祈るばかりです。さて話は変わりますが、6月は「虫歯予防月間」であることをご存じですよね?そもそも虫歯とは、虫歯の原因となるミュータンス菌が出す酸による「細菌感染症」を指します。最近では虫歯のせいで頭痛がしたり、歯周病菌が心臓病などの発症の要因になったりと、口腔の疾患は全身の健康にも関わることが分かっています。口腔内だけでなく全身の健康維持につながるのがオーラルケアです。今回はその要である「歯」の健康について述べてみたいと思います。
歯の健康を保つためには、しっかり噛むことが大事になります。しかし、虫歯や歯周病があると、思うように噛むことができません。また食べにくさから、噛みごたえのある硬いものを控えるようになってしまいます。結果として、柔らかくてあまり噛まなくても食べられる料理や食品を好むようになり、食事を楽しめないだけでなく、食生活に偏りが出るようになってしまうのです。ですが最近の情報としては、例えば煎餅、ナッツ類、フランスパン、スルメや貝柱などの乾物など硬いものを若干控える事も必要の様です。成長が完了した成人が硬い食品を傾向的に摂ることは歯や周囲器官には大きな負担がかかり、丈夫な歯を維持するどころか、返って問題が起きる可能性も指摘されています。ある意味自分の道具(顎や歯)を正しく丁寧に使っていくということは、道具を傷めず長持ちさせていくための王道だと言えそうです。
Vol2につづく・・・・